Exchange Students留学生招致

留学生招致の取り組み

アフリカから留学生を呼ぼう!

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日本で学びたいと考えるアフリカの若者はたくさんいますが、日本で学ぶアフリカ人留学生の数は、残念ながらきわめて少ないのが現状です。その最大の要因は、経済的な理由です。国費留学生を除いて、留学のためには航空運賃や滞在費が必要ですが、それを準備できる家庭がアフリカにはほとんどないからです。アフリカの大学と日本の大学との間に学生交流協定が結ばれ、交換留学ができる仕組みが整えられても、それを利用できるのは日本人学生だけ、という場合がほとんどなのです。

当センターでは、活動の一環としてアフリカの若者の招致も行っています。対象は欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载と学生交流協定を持つアフリカの大学の学生で、彼らに本学で学んでもらうことが目的です。これに要する資金は、クラウドファンディング、企業、個人からのご協力で成り立つ「現代アフリカ教育研究基金」から支出してきました。この企画は、外部の方々と本学が協力して行う人材交流事業で、特に若者を通して日?アフリカ相互理解につなげることを目的にしています。

2020年度から「世界展開力強化事業~アフリカ諸国との大学間交流形成支援~ 」(外国人学生の戦略的受入を含む事業)が採択されたことで、アフリカからの留学生受け入れのさらなる活性化が期待できるようになりました。

アフリカの将来を担う若者との交流は重要です。日本の大学院レベルでは、国費留学制度やABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ)を通じたアフリカ留学生招致の実績がありますが、学部生の受け入れ実績は非常に少ないのが実情です。加えて、欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载は学部レベルでアフリカ専攻を持つ日本で唯一の大学です。こうした点を考慮して、学部レベルを中心に、センター独自にアフリカ学生の受け入れに努めています。

これまで招致した留学生の活動については、「留学生紹介」のページでご覧いただけます。

【現代アフリカ教育研究基金】
アフリカからの留学生招致を実施するにあたり本学に「現代アフリカ教育研究基金」という資金口座を設けました。この資金は「欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载 建学150周年基金 」の一部ですが、他の学内資金とは区別し、アフリカからの留学生のために使用されます。
クラウドファンディングによる寄附金や企業からのご支援だけでなく、個人からの直接のご協力も受け入れています。金額の多少にかかわらず、ご協力いただける場合には、当センター宛てにメール等にてご連絡いただければ幸甚です。
当センターを通じた留学生支援に多大なご貢献をいただいた個人、企業の皆様のお名前を本ページに記載させていただいています。

クラウドファンディング

本事業の一環として、当センターではこれまでに二度、クラウドファンディング?プロジェクトを行い、ルワンダのプロテスタント人文?社会科学大学(PIASS) の学生を招致してきました。PIASSはアフリカ各国出身の学生も受け入れているため、この大学を対象にすることで、ルワンダ人に限らず幅広くアフリカ各国の若者に本学で学ぶ機会を提供できています。これまでルワンダに加え、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ブルンジの学生を受け入れてきました。

◆クラウドファンディング実績
第一弾「紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から日本へ留学生を招こう
 実施期間:2018年4月4日~2018年5月31日
 寄附総額(目標金額):1,703,000円(1,000,000円)
 寄附者数:125人
第二弾「第2弾! 紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から留学生を招こう
実施期間:2020年4月15日~2020年5月31日
寄附総額(目標金額):1,425,000円(1,000,000円)
寄附者数:147人

実績

2018年以前、アフリカからの本学への交換留学生はゼロでしたが、当センターの取り組みもあって、本学で学ぶアフリカ人留学生は目に見えて増加しています。当センターが招致した交換留学生のなかには、一旦帰国したのち、国費留学生として本学の大学院に入学した若者もいます。センターの企画がきっかけで日本への関心が高まり、再留学を後押しできたことは喜ばしい限りです。

招致実績は以下のとおりです(2022年10月現在)。

ア) ガーナ   計5名
トヨタガーナより往復航空券支給。
2018年春学期 1名
2018年秋学期 2名
2019年秋学期 2名

イ) ルワンダ    計11名
クラウドファンディング資金を活用。
2018年秋学期~2019年春学期 2名
2019年秋学期~2020年春学期 2名
2020年秋学期~2021年春学期 2名
2022年春学期~2022年秋学期 2名

企業支援資金(矢崎総業)を活用。
2022年秋学期~2023年春学期 3名

ウ) 南アフリカ   計1名
企業支援資金(矢崎総業)を活用。
2019年春学期  1名

エ)ザンビア     計2名
企業支援資金(矢崎総業)を活用。
2022年秋学期~2023年春学期 2名

総計 19名